菅義偉官房長官は広島市の大規模土砂災害発生時に安倍晋三総理が対応を指示後にゴルフを始め、その後、プレーを中止して官邸に戻り、報告を受けた後に、追加の指示を出し、自身は静養先の別荘に向かったことに批判が野党などから相次いでいることについての受け止めを25日、記者団から聞かれ「総理はどのような状況にあっても、様々な緊急事態に対し、迅速に状況報告を受け、必要な指示を行い、政府一体となって、必要な危機管理体制をとっている」として、問題はないとの認識を示した。
菅官房長官は「総理は事態に即応し、静養先から官邸に戻り、対策指示を直接行うなど必要な措置を講じている」とし、問題はなかったとの受け止めを語った。
そのうえで菅官房長官は「大切なことは、どのような状況にあっても、事態を掌握し必要な指示を行い、政府一丸となって動くことのできる体制を確保することだ」と強調。「そうした観点からも問題はないと思う」と問題ないとした。
菅官房長官は「組織全体として対応しているので、問題ない」と数回にわたり『問題はないと思う』と繰り返した。
しかし、非常時に最高指揮官が官邸に戻りながら、わざわざ官邸を離れ静養先(別荘)で状況報告を受け、判断、指示出ししていたとすれば、全体の士気への影響が全くないといえないはずで、官房長官としては総理を擁護する苦しい発言になった。(編集担当:森高龍二)