盲導犬へ攻撃は障がい者へ攻撃と同じ 法改正も

2014年09月03日 07:46

民主党の海江田万里代表は埼玉県さいたま市に住む全盲の男性が連れていた盲導犬の「オスカー」が何者かに刺され、けがをした事件について「目の不自由な方、あるいは介助が必要な方に寄り添ってくれている犬であるので、それに対する攻撃は障がいのある方への攻撃と同じではないか」と犯人の行為を強く批判するとともに、犯罪に対して『厳重な処罰が必要だ』とした。

 事件報道があってから、世論も早期に犯人を逮捕すること、迅速な再発防止策を講じることを求める声が強い。

 海江田代表は、この事件のことを非常に気にしている旨を示したうえで「警察は懸命に捜索しているということで、刑の軽い動物愛護法ではなく、刑法の器物損壊罪で犯人の特定をしているということだが、盲導犬や介助犬が器物損壊罪でいいのかどうかとも思う」と法改正も視野に、より重い罰則の検討や再発防止策が必要との考えをうかがわせた。

 海江田代表はそのうえで「民主党のなかでこれから議論する」とし「今の法律で変えるべき点があれば変えて、二度とこのようなことが起こらないよう取り組んでいく」とした。(編集担当:森高龍二)