総務省の平成23年社会生活基本調査の生活時間に関する詳細行動分類で、日本、アメリカ、ドイツ、フランス、スウェーデン,イギリスの同条件での比較(6歳「日本とアメリカは5歳」以下の末っ子有する夫婦の週全体の平均値)で、ボランティア活動時間は日本人の夫は1分とアメリカの13分の1、ドイツやフランスの12分の1、スウェーデンの10分の1、イギリスの6分の1と、6カ国中で極端に少ないことが浮き彫りになった。
ボランティア活動では妻の方は2分になっていた。それでも6カ国比較では、アメリカ13分、ドイツ9分、イギリス7分、フランスやスウェーデンの5分に比べ、最も少なかった。
6カ国比較で特徴的なのは、日本人の夫の場合、仕事と仕事中の移動時間が他の5カ国の夫より多く、家事と家族のケアの時間が5カ国の夫より少ないことだった。
また、妻では、身の回りの用事と食事時間が他の5カ国の妻より多く(アメリカの2倍)、家事と家族のケア時間も最も多かった。そのためか、自由時間は2時間40分とドイツ。アメリカ、スウェーデン、イギリスに比べ1時間以上も少なくなっていた。(編集担当:森高龍二)