政治団体の不透明な資金処理が発覚したのを受け、小渕優子経済産業大臣が辞任したのを受け、野党第1党の民主党・海江田万里代表は20日、「国民に納得できる説明ができない以上、辞任は当然」と語った。また、安倍総理への任命責任も追及していく構えだ。
海江田代表は2010年、11年に行われた明治座での小渕氏の支援者向け観劇会での収支の乖離(差額2639万円)をとりあげ「実費を参加者から徴収したというなら、どうして支出より収入が少ない金額になったのか、差額がどうなったのかについて全く説明がない」と問題提起した。
また、海江田代表は2012年の観劇会に関して収支の記載がないことについても「選挙のあった年だから、そこの記載がまったくないというのはどういうことなのか。公職選挙法との関連もあるので、そうした点も小渕氏は説明しなければいけない」とし、小渕氏が衆院の政治倫理審査会に申し出、そこで国民に対しての説明責任を果たすべきとの考えを示した。(編集担当:森高龍二)