宮沢経産相は1日も早く福島で現状聴くべき

2014年10月29日 08:26

 東京電力福島第一原発事故発生以降、福島入りを一度もしていない宮沢洋一経済産業大臣について、民主党の海江田万里代表は「原子力経済被害担当大臣であり、原子力損害賠償と廃炉機構の担当大臣」だとし「一日も早く福島に行って現状を聴いてくるべきだ」と宮沢大臣の姿勢を批判した。

 海江田代表は宮沢大臣が過去に外国人が株式の過半数を保有する企業から政治献金40万円を受けていたことに関連した記者団の質問に「(安倍晋三総理が野党時代に民主政権の閣僚に)外国から影響を受けてはならない。辞任すべき」と追及したことを取り上げ「当時安倍総裁は、(当該閣僚は)辞任すべきと何度も繰り返していたことを覚えている。その言葉をそのままお返ししたい。安倍総理は任命責任を認めているので、その責任を国会の場で話してほしい」とした。

 海江田代表は「2閣僚(小渕優子、松島みどりの両氏)が辞任したが、宮沢経済産業大臣の政治資金の使途、外国人が株主の過半を占める企業から献金を受けていた問題。片山さつき参院外交防衛委員会委員長が政府側答弁要領を読んでいた問題など、安倍政権は緩みきっている」とした。(編集担当:森高龍二)