クラウンがフルモデルチェンジ、斬新なピンクも登場

2012年12月25日 18:21

  トヨタ自動車 <7203> から12月25日に新型クラウンが発売された。クラウンは1955年の発売以来モデルチェンジを重ね、今回のモデルで14代目。前モデルでは「クラウン・ハイブリット」は「ロイヤル」と「アスリート」と別のシリーズだったが、今回は「ロイヤル」と「アスリート」のそれぞれに新開発の後輪駆動車用ハイブリットシステム(2.5リッター直列4気筒+高トルクモーター)を搭載したモデルを用意。クラウン・ハイブリットというシリーズは先代限りとなる。
  
  新開発のハイブリットシステムは3リッターV6なみの力強さとJC08モード走行燃費23.2kmの高い燃費性能を持つエンジンだ。一方ガソリンエンジンはロイヤルが2.5リッターV6で、アスリートには2.5リッターV6のほかに3.5リッターV6エンジン搭載車もラインナップする。ガソリンエンジンには駆動力統合制御システムを備えた6SuperETCまたは8SuperETCを組みあわせることで滑らかでパワフルな走りを実現する。
 
  また新型クラウンはスタイルも一新。先代モデルが落ち着きのあるオーソドックスな高級車という感じだっただけに、新型の流麗なボディラインと迫力のあるフロントマスクは新鮮に感じられるはずだ。特にアスリートのフロントグリルは、今後クルマ好きの間で賛否が分かれるのではないかと心配になるほど斬新である。

  新車発表当日、壇上でお披露目された車両の中にはショッキングピンクのクラウン・アスリートあり、これもまた今度のアスリートにはミスマッチだと思えない。それは今度のクラウンが、上質なクルマでありながら、若々しく生まれ変わったことを物語っている。ちなみにピンクのアスリートは、ショーのためのクルマではなく、2013年夏から実際に販売される予定だ。
 
  尚、トヨタ自動車では、ロイヤルとアスリートのシリーズを合わせて月販4000台を予定している。(編集担当:帯津冨佐雄)