CO2濃度 大気、海洋ともに長期的にみて増加

2012年07月13日 11:00

 気象庁は気候変動監視レポート2011を12日公表した。地球環境の変動では「二酸化炭素(CO2)濃度が大気、海洋ともに長期的にみて増加している」とする一方「南極のオゾンホールについては年最大面積が1980年代から1990年代半ばにかけて急激に拡大したが、それ以降は増加傾向はみられない」とした。

 また、気候変動で世界の年平均気温が100年あたり0.68℃の割合で上昇しているのに対し、日本は1.15℃の割合で上昇していると報告。上昇カーブが世界の平均に比べ高いことを指摘した。平均気温の上昇を裏付けるように、さくらの開花日も経年変化で「早まる傾向が明瞭に現われていた」。(編集担当:森高龍二)