来春高校卒業予定者への求人がハローワークでの受付分で昨年度同期に比べ42%増加していることが厚生労働省の調べで分かった。
厚生労働省によると、ハローワークで受付が始まった6月20日から26日までの間に受け付けた求人受理件数は5万7451人分となり、1万7000人あまり増加し、前年同期に比べ42%増となった。
都道府県別では宮城(前年同期比228.2%増)、福島(181.5%増)、岩手(138.5%増)、山形(99%増)、群馬(84.1%増)などが大幅な増加。一方、沖縄(10.3%減)、青森(7.4%減)、大分(2.7%減)は前年同期割れになった。
厚生労働省では「産業別では医療・福祉(介護)は増加傾向にある。東日本では復興需要による建設業の求人が増加している。製造業その他輸出関連産業では円高等の要因により引き続き厳しい状況となっている場合も見受けられる」としている。
また、今後の求人提出の見込みについて「前年と同程度もしくは微増と見込んでいる労働局が多い」としている。(編集担当:森高龍二)