ヤマハ発、PASの新製品の特徴は、デザイン性+幼児同乗時の安定性

2012年07月09日 11:00

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ヤマハ発が8月20日から新発売する電動アシスト自転車「PAS Babby(パス バビー)」は、「ゴツかわいい外観デザイン(ゴツいタイヤや太いフレーム、バスケット)」が特徴。さらに別売りチャイルドシートを装着すると、幼児1 人同乗可能なモデルとなる。

 市場が拡大するにつれ、通勤・通学用やスポーティーモデル・小径モデルなど、ラインナップの拡充が進んでいる電動アシスト自転車。中でも近時は、デザイン性に優れた、電動アシスト自転車のイメージを変える車種が数多く市場に登場している。ヤマハ発動機が8月20日から新発売する電動アシスト自転車「PAS Babby(パス バビー)」もそんな機種の一つであろう。

 「PAS Babby」は、「ゴツかわいい外観デザイン(ゴツいタイヤや太いフレーム、バスケット)」が特徴の小径モデル。カラーは、ビビッドなオレンジとピンク、最近人気のマット系、そしてクールなホワイトの全4色で、リヤキャリアはフレーム同色、ハンドルやバスケット・ヘッドライト・チェーンケース・タイヤ・スタンドなどの細部パーツは黒でまとめているなど、トータルでカラーコーディネートがなされている。また、安定感のある20型ファットタイヤや、強度と操縦安定性のバランスを図った乗り降りしやすい新設計のU型タフフレームの採用で、重心が低く足つき性に優れた、誰にでも取り扱いやすい一台となっている。

 さらに「PAS Babby」を特徴づけているのが、別売りチャイルドシートをリヤキャリアに装着することで、幼児1 人同乗可能なモデルとなっている点である。てこの原理で楽にかけられる「らくらく幅広スタンド」や手元で簡単にハンドルの回転を半固定できる「テモトデロック」 、幼児同乗の際にもコントロールのしやすい「スマートコントロールブレーキ(前)」など、幼児同乗シーンを考えた装備が充実。20型ファットタイヤや新設計のU型タフフレームの採用も、デザイン性の向上だけでなく、重心を低くすることによる幼児を乗せる際の安心感や快適性・使いやすさを向上させており、チャイルドシートが必要な時期はもちろん、その前後も長く愛用できるものとなっている。

 当然のことながら、なめらかでパワフルなアシスト走行性能や、バッテリー残量を細かくデジタル表示する「デジタルメーター付きメインスイッチ」、サイクル寿命が700~900サイクルと長くて経済的な8.9Ahの「長生きバッテリー」、安心の製品保証期間など、PASシリーズの特徴は継承。それだけではなく、幼児を含む搭乗者を対象とした「親子安心傷害保険(購入日から1 年間有効)」も付いているという。

 幼児が同乗可能なモデルは、必要な時期が短さと価格との折り合いから敬遠されがちである。しかし今回発表された「PAS Babby(パス バビー)」のように、幼児同乗時期の前後も利用できるモデルであれば、その課題はクリアされたようなものである。電動アシスト自転車の購入に補助金を交付している自治体も多い。一度、自らの住む自治体のHPなどを確認してみてはいかがであろうか。