海上保安庁の体制強化を急ぐ 太田国交大臣

2013年01月05日 08:35

 太田昭宏国土交通大臣は年頭のあたってのあいさつで海洋での治安維持と権益確保について「特に、尖閣諸島周辺の領海警備については現下の情勢を踏まえ関係大臣と緊密に連携し、国際法及び我が国の法令に基づき適切に対処する」とし「必要となる巡視船艇等の装備と要員の充実等、海上保安庁の体制強化に早急に取り組む」とした。

 また「国土面積の約12倍に及ぶ我が国の領海及び排他的経済水域における海洋権益の保全と海洋資源の開発及び利用等を図っていくことは極めて重要」とし「低潮線の保全や遠隔離島における活動拠点の整備、海洋調査の推進、海洋産業の育成等にも積極的に取り組む」考えを示した。(編集担当:森高龍二)