統合防衛戦略 策定方針の決定事実はない

2013年01月12日 10:01

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横井裕外務報道官は11日、防衛省が陸海空3自衛隊の防衛力を一元的に整備する「統合防衛戦略」の策定に着手したという報道の事実関係について記者団から聞かれ「策定する方針を防衛省が決めたという事実はない」と明確に否定した。

 横井裕外務報道官は11日、防衛省が陸海空3自衛隊の防衛力を一元的に整備する「統合防衛戦略」の策定に着手したという報道の事実関係について記者団から聞かれ「策定する方針を防衛省が決めたという事実はない」と明確に否定した。

 また「中国が釣魚島、台湾、石垣島と宮古島を侵攻するシナリオを想定して、防衛力の強化につなげることを検討するようだが、これは事実か」との記者団の質問にも「我が国の防衛力整備は特定の国を念頭に行っているものではない」と答えた。

 さらに日本政府が尖閣諸島に近づく中国飛行機に対して自衛隊による警告射撃を検討しているとの報道の事実確認の記者団からの質問に「我が国領域の警備の必要性に基づき所要の対応を取っているが、射撃云々について具体的な検討が行われているということは、私は承知していない」とした。(編集担当:森高龍二)