総理と沖縄県知事 17日午後に会談へ

2015年04月17日 08:09

 安倍晋三総理が17日午後、沖縄県の翁長雄志知事と会談する。菅義偉官房長官が16日夕、発表した。会談はさきに菅官房長官が翁長知事と沖縄県で会見した際に翁長知事から要望があったことを受けてのものとしている。

 会談には総理と菅官房長官、沖縄県から知事と副知事がテーブルに着く。会談の内容がどういったものになるかは『承知していない』と菅官房長官は語った。

 ただ、政府側が抑止力を保ちながら普天間飛行場の危険除去と沖縄の負担軽減の唯一の策が名護市辺野古への代替施設建設だとし、法に基づいて、計画通りに進めていくことへの理解を求めることになるのに対し、翁長知事は沖縄県民の意思(知事選など選挙結果)を尊重し、辺野古への代替施設建設をやめるよう求めるとともに、建設に反対する姿勢を総理に伝える考えだけに、両者の主張が並行のまま、会談を終えることになることが考えられる。それでも直接に意見を交わすことが最低限必要として、次への取っ掛かりになるとの期待や会談への評価もある。(編集担当:森高龍二)