官房長官と沖縄知事の会談を評価 蓮舫代表代行

2015年04月03日 03:50

民主党の蓮舫代表代行は2日の記者会見で、菅義偉官房長官が沖縄県の翁長雄志知事と今月5日にも会談の方向で調整していることに「こうした動きはいいことだ」と官房長官が沖縄に足を運び、会談する姿勢になったことを評価した。

 そのうえで、会談については「前進ある会談をしてほしい」と述べ「菅官房長官には認識の違いを見極めて会談に臨んでほしい」と、立ち位置が今は違うことを踏まえた中で、今後に続く会談になるよう努めることを期待した。

 また、沖縄2区選出の社会民主党・照屋寛徳衆議院議員は2日「菅官房長官と翁長知事の会談が近々に実現するとのニュースが流れ、一瞬、エイプリルフールの悪い冗談かと耳を疑った」と、これまで「翁長知事当選後、一貫して面談を拒絶してきた」政府の姿勢だっただけに驚きを、こう表現した。

 そのうえで、照屋議員は「総理訪米のためのアリバイ作り、高まる世論の批判を受けてのパフォーマンスであってはいけない」とし「菅官房長官は会談を通じて翁長知事の訴えを真剣に聞き、辺野古新基地建設反対の今と未来を考えるべきだ」と訴えている。(編集担当:森高龍二)