菅官房長官 翁長沖縄知事と会談へ

2015年04月03日 03:48

 菅義偉官房長官は2日の記者会見で、沖縄県の翁長雄志知事と「5日に会談する方向で調整を進めている」と語った。会談では普天間飛行場の代替として名護市辺野古に建設準備を進める政府としての考えを率直に説明し、理解を得られるよう努めるもよう。「お互いに忌憚なく意見交換したい」と語った。

 菅官房長官は「安倍政権は発足以来、沖縄問題は最重要課題として対応してきた」とし、政府として主要な課題の一つとして位置づけ、取り組んできたとした。菅官房長官は「沖縄の問題の原点は普天間飛行場が市街地の真ん中にあり、飛行場の回りに住宅や学校があり、世界で一番危険な飛行場といわれているなかで、その危険の除去をどうするかということだ。沖縄県内での移設という日米間の条件の中で、名護市の市長から同意をいただき、政府として閣議決定した。一日も早く普天間の危険除去をしなければならない」とした。

 また「辺野古への移設というのは、日米同盟の中で、抑止力を維持しながら、普天間の危険除去を図る唯一の解決策である」と改めてアピール。菅官房長官は「沖縄県民の負担軽減を目に見える形で図る」と語った。

 菅官房長官は「沖縄県の振興策は最重点に取り組んできたし、全力をあげて政府として取り組んでいく」と語った。(編集担当:森高龍二)