佐藤正久元防衛大臣政務官が自衛隊員の名誉と処遇について自身のブログに掲載した。この中で「佐藤がイラクに派遣された際、万が一犠牲者が出たとしても戦死扱いはされないと言われた」と紹介。
その理由は「イラク特措法に基づく人道復興支援だから」だったとしている。また、人道復興支援活動中に殉職した場合の賞恤金についても議論すべきだとの考えを示している。
佐藤氏によると「南スーダンPKOでの殉職隊員の賞恤金は6000万円」だったとし、「市消防隊員が殉職された場合の賞恤金より少ないと言われる」としている。
そのうえで、PKO活動など今般の改正法案が成立すると「新たな任務が加わる他、あまり報道されていないが、国外犯規定が新設される」とし「新たな任務が増え、国外犯規定が出来るのであれば、一層、政治の責任として、隊員の名誉と処遇を如何に担保するかの議論も大事だ」と処遇・名誉に対しての議論を提起している。(編集担当:森高龍二)