ガソリン価格、143円40銭。7週連続値上がり

2015年06月14日 13:27

 レギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均小売価格が、7週連続で値上がり。前回1日の調査よりも50銭上がって143円40銭となった。これは一部の石油元売りが卸価格を引き上げたことが要因とみられており、そのほか海外為替市場で円安が進行したことなども影響した。

 10日、経済産業省資源エネルギー庁が8日時点でのレギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均小売価格を発表。それによれば前の週よりも50銭値上がりして143円40銭であった。こうして値上がりするのは7週連続のこととなる。上げ幅は前週よりも0.3円拡大した。一部の石油元売りが卸値を引き上げたことや海外為替市場で円安が進行したことなどが影響したとみられており、調査を担当した石油情報センターは来週も値上がりするのではないかとの見方を示している。
 
 地域別に見てみると、中国で0.9円、九州・沖縄で0.7円、中部で0.6円、東北で0.5円、近畿と四国で0.3円、関東で0.2円それぞれ値上がりした。北海道では0.3円値下がりした。結果、35府県で価格が値上がり。最も上昇幅が大きかったのは岡山県の2円50銭で、その後に青森県の1円70銭、徳島県の1円30銭が続いた。横ばいとなったのは宮城県や大阪府などの5府県で、福島県や愛媛県などの7都道県が値下がりをした。

 また価格が最も高かったのは鹿児島県の151.8円で、前週は151.0円であった。次いで高かったのは長崎県の149.8円で、前週は149.7円、そしてその次に高かったのは高知県の149.4円で、前週は149.4円であった。

 ハイオク1リットルあたりの全国平均小売価格は、前週より0.5円値上がりして154.2円。こちらも7週連続の値上がりとなった。軽油1リットルあたりの全国平均小売価格は122.0円で、前週よりも0.4円値上がりした。こちらも同じく7週連続の値上がりとなった。灯油18リットルあたりの店頭価格は1536円であり、前週より3円値上がりした。他と同様にこちらも7週連続の値上がりとなった。

 ここのところ、ガソリンの価格の値上がりが続いている。今後もこの傾向は続くものとみられており、じわじわとドライバーたちの財布を苦しめる結果となりそうだ。(編集担当:滝川幸平)