ガソリン価格、2週連続で上昇。1リットル137.9円

2015年02月27日 09:50

 アメリカで原油生産が抑制され、国際的に原油価格が上昇するとの見方から、ガソリンの店頭価格が上昇した。25日、資源エネルギー庁が23日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)を発表。それによれば、前週比2.5円高の1リットル137.9円であったことがわかった。約7ヶ月ぶりに上昇した前週に続いて、これで2週連続の価格上昇となった。

 約7ヶ月ぶりに価格が上昇した前週に続いて、レギュラーガソリンの店頭価格が2週連続で上昇。2週で計4.4円上昇したことになる。こうして上昇が続いているのは、アメリカで原油生産が抑制され、国際的に原油価格が上昇するのではないかとの見方から、石油元売り各社がガソリンの卸売価格を引き上げたためだ。

 地域別に見てみると中国地域で3.0円アップ、北海道地域で2.8円アップ、関東地域で2.7アップ円、東北地域で2.6円アップ、中部地域と九州・沖縄地域で2.4円アップ、近畿地域で2.2円アップ、四国地域で1.1円アップと、すべての地域で価格が上昇した。

 そして都道府県別に見てみると、46都道府県で価格が上昇し、値下がりした県はゼロだった。高知県だけが横ばいという結果だった。最も価格が高かったのは鹿児島県の146.4円で、前週は143.9円であった。次に高かったのが高知県の143.9円で、前週から横ばい。その次に高かったのが長崎県の143.5円であり、前週は141.9円であった。また最も安かったのは沖縄県の133.5円であり、前週は131.5円であった。

 またハイオクガソリンについても前週比2.4円高の1リットルあたり148.7円と価格が上昇。そして軽油も前週比2.0円高の1リットルあたり117.9円に上昇、灯油も前週比1.2円高の1リットルあたり83.3円に上昇、18リットルでは22円の価格上昇で1499円となった。軽油はこれで2週連続の価格上昇となる。

 そして資源エネルギー庁から調査を委託されている石油情報センターによれば、国際的な原油の供給過剰が解消されるとの見方が広まっていることから、ガソリンや灯油の価格は来週についても上昇するのではないかとの見解を示している。(編集担当:滝川幸平)