AKB系のグループが人気を博する一方、新潟県を活動拠点とするNegicco(ねぎっこ)や、マスクをかぶってパフォーマンスを行う「仮面女子」が注目されるなど、昨今は「アイドル戦国時代」ともいわれる。そんな中、スカパー!では、全国の15歳~59歳の男女を対象に「なつかし&イマドキのアイドルに関する調査2015」を公表した。調査は今年5月、ネットエイジア㈱の協力を受け、好きなアイドルがいる(または、好きなアイドルがいた)男女1000名に対し、携帯電話を利用したインターネット調査で実施。
15~59歳の男女に、どんな手段で音楽を聴いているか聞いたところ、10代では「動画視聴サイトで」が66.5%で最も多かった。全体では「テレビ番組で」が最も多く55.8%、次いで「動画視聴サイトで」49.1%、「CDを買って」44.7%となっている。世代別にみると、動画視聴サイトで音楽を聞いている人の割合は若い世代ほど高く、10~20代では約7割だったのに対し、30代以上では約4割だった。
好きなアイドルを聞くと、男性(回答者500名)の1位は「AKB48」(87人)で、2位「嵐」(30人)、3位「ももいろクローバーZ」(28人)と続いた。女性(同500名)では「嵐」(144人)がダントツで1位、2位 「SMAP」(42人)、3位「関ジャニ∞」(17人)となり、ジャニーズ系が上位3位を独占している。女性の「嵐」人気の高さは際立っているが、「嵐」は男性でも2位にランクインしており、同性からも人気があるようだ。
10~20代が、どのくらい「80年代アイドル」を知っているのか聞いた結果(複数回答)では、「光GENJI」が最も多く73%、次いで「少年隊」70.5%、「おニャン子クラブ」69%、「近藤真彦」と「松田聖子」が66%という結果になった。
ちなみに30代・40代・50代は若い頃、どのアイドルが好きだったのか。当時「好きだったアイドル、またはアイドルグループ」を聞いたところ、30~50代のトップは「中森明菜」39.7%だった。次いで「チェッカーズ」34.3%、「小泉今日子」29.3%と続く。世代別にみると、30代では「光GENJI」40.5%、40代・50代では「中森明菜」(40代48.5%、50代53.5%)が最も高かった。40代では「チェッカーズ」45.5%、50代では「松田聖子」37%が、他の世代に比べて人気を集めている。
現代の“アイドル戦国時代”とはまた異なる、80年代のアイドル全盛期を懐かしく思い出す人も多いだろう。(編集担当:北条かや)