100人が100人、こころから賛成かどうか

2012年06月22日 11:00

 藤村修官房長官は21日夕の記者会見で「いろんな法案を採決する際に、100人が100人、全部、こころから賛成かどうか。ただ、党としてきちっと手続きを踏んで決めたことですから。やはり、しっかりと採決でも行動で表していただけると期待している」と強調した。

 これは小沢一郎民主党元代表が社会保障と税の一体改革に関する消費税増税法案などの採決に反対票を投じる姿勢を明らかにしていることをけん制するものとも受け取れる。一方、与党リーダーとしての行動に最後の期待を寄せたものとも受け取られている。

 藤村官房長官は「野田佳彦総理が改めて小沢民主党元代表に会い、説得にあたる考えがないか」との記者団からの問いかけには「そういう予定はございません」と繰り返した。(編集担当:森高龍二)