新国立競技場の財源確証など招致での根拠質す

2015年08月20日 10:54

 民主党の枝野幸男幹事長は19日の記者会見で、新国立競技場について安倍晋三総理が2013年9月のIOC総会で新国立競技場の建設財源、実行が確証されている旨発言していた根拠を予算委員会などで質す考えを示した。

 枝野幹事長は「オリンピック・パラリンピック招致決定直前の2013年7月、総工費が3462億円、解体費73億円にのぼるとの報告が文部科学省にあがっていたということが分かった」とし「同年9月のIOC総会で、安倍総理は、どんな競技場とも似ていない全く新しいスタジアムから、確かな財政措置に至るまで、その確実な実行が確証されたと発言された。当然、3462億円を前提にしていないとおかしい話。どのような根拠で財源を確保できると国際社会に明言したのか、予算委員会などで厳しく問い質さなければいけない」と語った。

 一方、会見に先立って、民主党のゆるキャラとして「民主くん」を7日付けで党公認キャラクターにしたことも発表した。ゆるキャラグランプリにも出馬した。黒岩宇洋広報委員長を通して「1位をめざす」と意気込みを伝えた。若い人たちが政治に関心を持ってもらうため、若い人が主催する政治参加イベントには呼ばれる限り参加する」という。(編集担当:森高龍二)