民主党の細野豪志政調会長は、自民党の総裁選挙で安倍晋三総裁が無投票当選したことを受け「自民党に反主流派が一切、存在しないことが明らかになった」と反主流派の不存在を証明する形になったと指摘した。
細野政調会長は「安倍総理以外の意見の顕在化はないということを示している。野党がいかにブレーキをかけていくかということが大事になってくる」と野党の責任が重くなっていることへの認識を示した。
細野政調会長は「野党結束への流れを加速化していかなければ、国民の期待に応えられない」とした。
また、羽田雄一郎参院幹事長は「安保法案や労働者派遣法案に国民や当事者の多くが反対し、アベノミクスについても多くの疑問が投げかけられている中で、早々と7派閥の領袖すべてが安倍総裁を支持すると表明し、野田聖子さんが立ち上がろうと努力されていたが、それも断念したのは残念だ」と、自民党総裁選について語り「自民党の中に自浄能力がなくなってきて、安倍総理に『負んぶに、抱っこ』でこれからも政権運営していこうという姿勢が見えた。我々も来年の参院選挙に向けてしっかりと態勢を整え、国民の皆さんにこんな政権が続いていいのかと訴えていきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)