今年の暑さは短期集中型だった 約8割は夏の終わりが早いと感じる

2015年09月12日 13:20

 ウェザーニューズ<4825>は、今夏の印象を調べた“夏の振り返り調査”結果と“秋の天気傾向”を発表した。全国のウェザーリポーターに“夏の終わりは早かった?”と質問し、計1万4,782人から寄せられた回答から、全国の8割の人が今年は夏の終わりが早かったと感じていることがわかったという。

 7月終盤から8月中旬にかけて各地で夏らしい暑さが続いたが、8月下旬の気温は平年を大きく下回り、例年より早い涼しさを経験した多くの人が夏の終わりを早めに感じたようだ。今年の秋(9月?11月)は、9月前半に一時的に残暑が戻るが、気温は上がっても32~33℃程度となる見込み。大気の状態が不安定になるため、ゲリラ雷雨の発生にもまだ注意が必要。9月後半~11月の気温は平年並~やや高めで推移し、周期変化しながら秋の深まりは順調に進むと予想している。

 早いと感じた割合が高い都道府県は、1位栃木県、2位山形県、3位福島県、4位東京都、5位埼玉県、6位、千葉県、7位茨城県、8位群馬県、9位神奈川県、10位岩手県となり、関東以北ではほとんどの人が早いと感じていることがわかった。8月上旬は猛暑が続いていたにも関わらず、8月下旬には20℃近くまで下がったため、大幅な気温の低下が夏の終わりを感じやすくさせたと考えられるという。

 また、今年の夏を振り返ってみると、盛夏期は厳しい暑さだったが、その期間が短く“短期集中型の夏”となった。東京では猛暑日が過去最長の8日間連続を記録し、岐阜県の多治見では8月1日の39.9℃(今年の全国最高気温)を筆頭に、38℃以上の日が7日間に達している。この厳しい暑さで、7月終わりから8月上旬にかけては全国で熱中症の搬送者数が大幅に増加した。厳しい暑さにはなったが、今夏はエルニーニョ現象の影響でこの夏らしい暑さがあっという間に終わった点が特徴的。

 お盆過ぎからオホーツク海高気圧の勢力が強まり、北・東日本を中心に冷たい空気が流れ込みやすくなったことで、8月下旬の気温は平年より大幅に低くなった。東京は最高気温の低下が著しく、8月上旬は35℃以上の猛暑日が続いたが、8月29日には21℃まで下がった。東京は8月の最高気温が25℃に届かない涼しい日が6日間もあり、大冷夏となった1993年以来の記録となった。

 一方、秋の天気傾向は、10月にかけて順調に深まっていくが、11月になると季節の歩みが少しスローペースになりそうだとしている。9月前半は一時的に残暑が戻り、一部では最高気温が32?33℃に達するところもあり、ゲリラ雷雨が発生する可能性もある。9月後半の気温は平年並となる予想で、前線や台風の影響を受けやすく、天気が荒れる日もありそうだという。

 10月は秋らしく天気が周期変化し、気温は平年並の予想で、秋の深まりは順調になりそうです。10月下旬は寒気が南下し、北陸や北日本の日本海側で時雨(しぐ)れる日が増え、北海道では平年並の時期に初雪も観測できそうだとしている。(平年の初雪 旭川市:10月23日、札幌市10月28日)。

 11月も天気は周期変化する傾向です。北日本には寒気が流れ込み、日本海側は曇りや雨の日が多い予想。ただ、東・西日本までは寒気が南下せず、気温は平年よりやや高くなりそうだとしている。(編集担当:慶尾六郎)