プジョーからフレンチテイスト溢れるSUV・2008の限定車デビュー

2015年10月19日 08:18

画・プジョーからフレンチテイスト溢れるSUV・2008の限定車デビュー

2008は、アーバンクロスオーバーをコンセプトに、フレンチテイスト溢れるデザインと機能性が特長のコンパクトSUVだ。今回の限定モデルの価格は現行の2008から5.9万円プラスの価格差にとどめられている。

 プジョー・シトロエン・ジャポンは、コンパクトSUVである2008の限定モデル(300台)「2008 レザーエディション」の販売を開始した。

 2008は、アーバンクロスオーバーをコンセプトに、フレンチテイスト溢れるデザインと機能性が特長のコンパクトSUVだ。今回の限定モデルは、上質なブラックレザーシートとフロントシートヒーターを追加装備することで、インテリアに高級感と更なる快適性を与えている。価格は現行の2008から5.9万円プラスの価格差にとどめられている。

 主な特長は、アーバンクロスオーバーとしての躍動感あふれるデザインに、前述したブラックレザーシートとフロントシートヒーター、そしてステップガード等を装備し、より質感を高めたインテリアを誇っている。またパワートレインは1.2リッター3気筒エンジンにオートマチックモード付5速ETGを組み合わせている。

 さらに7インチタッチスクリーン、ヘッドアップインストルメントパネル、小径ステアリングを組み合わせたi-Cockpitも装備し、開放的な室内空間と、フラットで広大なラゲッジスペースも確保している。

 以上の特別装備で価格は265万円だ。輸入SUVとしては、手頃感のあるプライスである。想定されるライバルの日産<7201>ジュークと比較すると5mm短く、30mm狭く、20mm低いが、ほぼ同じサイズといっていいだろう。価格はジュークの最上級モデルよりも78400円安い。もっともジュークのこのモデルは4WDなので単純に比較することは難しいが、価格帯はともかくほぼ同じといっていいだろう。

 エクステリアのデザインは、プジョー「2008 レザーエディション」はそつなくシンプルに、上品にまとめられているが、ジュークは挑戦的なルックスである。プジョーが、「都市を味わい尽くす大人に似合う一台」とコメントしている通り、40代以上の「大人」には、この「2008 レザーエディション」で決まりであろう。

 日産も今やルノー日産アライアンスなので、プジョーをして「フランスのエスプリが効いた」というセリフは選別する理由とはならないかもしれないが、それでもそこは純粋なるフランス車。小洒落た中年を気取る人には、価格も含め充分魅力的ではないのだろうか。(編集担当:久保田雄城)