衆参同時選挙を想定した準備必要 菅元総理

2015年11月23日 08:58

 民主党の菅直人元総理は21日のブログで、衆参同時選挙を想定した選挙準備が必要との認識を書き込んだ。

 菅元総理は「恒例の秋の臨時国会を開かない代わりに、新年早々の1月4日から通常国会を開くという異例の国会日程は何を狙っての事なのか」と切り出し「衆参同時選挙を行うためではないかという見方が広がっている」とした。

 そのうえで「安倍総理のこれまでのやり方を見ると十分ありうるので、野党、特に民主党としては衆参同時選を想定して準備を急ぐ必要がある」と発信。

 また「安保法制反対や脱原発で行動を起こしたシールズの若者や若い母親など多くの市民が自分たちの気持ちを代表してくれる政党を求めている」とし、こうした声の受け皿をつくる必要も呼びかけた。

 衆参ダブル選挙については、自民党の山本一太元沖縄北方担当大臣が民主党の細野豪志氏や前原誠司氏らの言動など民主党内のバラバラ感に「来夏のダブル選挙にはずっと反対と言ってきたが、この状況を見ると、来年7月に衆参同日選挙をやったほうがいいのではないか。むしろその方が参院における与党の議席を増やすことに繋がるのではないかと(思う)」とブログに書き込むなど、ダブル選挙が議員の口に出る機会が増えつつある。(編集担当:森高龍二)