民主党の岡田克也代表は１７日の党の全国幹事長会議で「他の野党（維新の党）との関係で、年内にわが党が解党するなどということは全くない」と断言するとともに「次の国会に向けてなるべく大きな固まりをつくっていくという方向は持っており、国会で統一会派をつくることを目指したい」と維新の党と国会レベルでは統一会派を設けていく考えを示した。
岡田代表は、前原誠司元外務大臣や細野豪志政調会長が維新の党の江田憲司前代表と年内解党、新党設立で意見の一致をみたなどとして年内解党を提起したことに強くけん制した格好。
また、日本共産党が立憲主義のため国民連合政府をつくることや選挙での協力を呼びかけていることについて「政権をつくることは国民に対して責任を負うもので、理念や政策に開きがある中で、ともに政府をつくると言うことはできない」とした。
しかし、選挙協力については「参院選は政権を争う選挙でもない。ただ１人区で野党が複数立ってつぶし合うのは巨大与党を利するだけ。その１点で話し合っていけば結果は出せるのではないか」と話し合っていく必要の認識を示した。
また民主党の広報委員会は「来年度活動方針に関する意見交換では、共生社会を目指す民主党らしい分かりやすい経済政策の立案を求める意見や参院選マニフェストの作成に地方組織の意見も反映させてほしいなどの要望、広報活動や情報発信の強化を求める声などが出された」としている。（編集担当：森高龍二）
