農林水産省は31日、農業者戸別所得補償制度の平成23年産米の米価変動補填交付金は交付しないことを発表した。
これは23年産の販売価格が標準的な販売価格を下回らなかったため。
農水省によるとコメの出回りから翌年3月までの全銘柄平均の相対取引価格から流通経費や消費税、包装代など流通経費を差し引いた23年度の販売価格は60キログラムあたり1万2624円となり、標準的な販売価格(1万1978円)より646円高くなっていたことから、米価変動補填交付金の交付の必要がなくなったとしている。(編集担当:森高龍二)