オウチーノ総研は、首都圏在住で20歳~59歳の働く既婚女性813名を対象に、「『家事』に関するアンケート調査」を行った。
「夫とどれくらい家事を分担していますか?」と聞いたところ、日頃のすべての家事を100とした場合、自身・夫・その他(親・義親、子ども、家事代行など)、それぞれが担っている割合は、自身が73.9、夫が20.7、その他が5.4という結果が出た。
次に「家庭で、すでに自動化している家事は何ですか?」と質問した。結果「食事の片付け・食器洗い」が15.1%、「部屋の掃除」が9.7%、「洗濯物を干す」が8.1%だった。続いて、「あなたが自動化したいと思う家事は何ですか?」と聞いたところ、「風呂掃除」が最も多く54.5%、「トイレ掃除」が51.8%、「部屋の掃除」が40.3%と続いた。さらに、「自動化したくない・自分の手でやりたいと思う家事は何ですか?」と質問したところ、「料理」が31.4%で最も多く、次いで「買い物」が18.6%、「ペットの世話」が17.5%だった。
最後に「仮に家事を自動化した場合、空いた時間を最も何に使いたいですか?」と質問したところ、「家の中で1人で過ごす時間」と回答した人が最も多く15.0%、次いで「運動・健康維持」が11.6%、「1人で外出する時間」が9.5%、「子育て・子どもとの時間」と「勉強・資格取得」がともに6.3%だった。「家の中で1人で過ごす時間」、もしくは「1人で外出する時間」と回答した人を合わせると、24.5%が1人の時間を望んでいることが分かった。
家事を自動化することによって、時間が空くだけでなく、家事によるストレスが軽減される、心に余裕ができるなど、得られるものは大きいだろう。家事に定年はなく、これから先も長く続くもの。完全に自動化することは難しいかもしれないが、可能なところから自動化していき、ゆとりある暮らしを送ることも大切なのかもしれない。この年末、夫婦で家事の役割分担について、今一度話し合うのもいいだろう。(編集担当:久保田雄城)