総務省統計局が29日発表した平成27年の労働力調査(平均速報値)で、完全失業率が5年連続して低下したことが分かった。就業者は6376万人で3年連続して増加した。
一方、非正規労働者は役員を除く雇用者全体の37.4%を占め、3人に1人は非正規だった。ただ、15歳から64歳までの非正規は1713万人で前年より15万人減少。正規は同年齢層で3220万人と前年より20万人増加するなど、雇用に改善傾向がみられている。
統計によると、昨年の完全失業率は3.4%で、前年に比べ0.2ポイント低下した。完全失業者は222万人で前年比14万人の減少になった。
就業者は6376万人で、前年より25万人増加。男女別では男性が3622万人と1万人増加、女性が2754万人と25万人増加した。
年齢層では15歳から64歳までの就業者が5646万人で24万人減少する一方、65歳以上の就業者は730万人と49万人増えていた。(編集担当:森高龍二)