来年度の実質GDP「1.7%プラス」政府見通し

2015年12月23日 11:46

 政府は来年度の実質GDP成長率を「1.7%」とする平成28年度経済見通しを閣議了解した。民間消費は2%プラス、民間企業設備は4.5%プラス、名目GDPは3.1%成長で518兆8000億円になると見込んでいる。失業率は3.2%とした。

 また、今年度の実質GDPの実績見込みは1.2%成長で、民間消費は1%プラス、民間設備投資は2.8%プラス、名目GDPは2.7%プラスの503兆1000億円を見込んでいる。失業率は3.3%。

 政府は28年度の経済見通しで「緊急対策など各種政策の推進等で雇用・所得環境が引き続き改善し、経済の好循環が更に進展するとともに、交易条件が緩やかに改善する中で堅調な民需に支えられた景気回復が見込まれる」との判断を示した。

 また物価について「需給が引き締まっていく中で上昇し、デフレ脱却に 向けさらなる前進が見込まれる」としている。(編集担当:森高龍二)