新年度の政府予算案が29日、閣議決定された。一般会計は92兆6115億円と24年度当初予算に比べ2兆2776億円増加した。
政府は予算案について(1)24年度補正予算と一体となった15ヵ月予算として編成した(2)補正予算同様に復興・防災対策、成長による富の創出、暮らしの安心・地域活性化に重点を置いた(3)財政健全化目標をみすえ、前年度より引き締まった中身にした、などを特徴にあげた。
具体的には国民の命と暮らしを守る公共事業予算を充実したほか、国民の安心のための防衛予算の充実、生活保護や地方公務員人件費の適正化・見直しなどを盛り込んだことなどをあげた。
中でも公共事業については7119億円前年度より多い5兆2853億円とした。防衛関係費も前年度より400億円多い4兆7538億円とした。また地方への配慮を行ったうえで、地方公務員給与については7月から給与7.8%減額を反映させた措置をとった。(編集担当:森高龍二)