政府は自治体毎にバラバラになっている現在の海抜表示のあり方について「表示の形や色、記載情報内容を全国的に統一する必要性などについて検討する」考えだ。
自民党の木村太郎議員が「各自治体ごとに(海抜表示で)バラバラな表示が進んでいくより、全国的に統一した形・色・記載情報内容にすることにより、津波の発生する可能性が予測される時に大きな効果が発揮されると思われる」とし、野田内閣に対し「海抜表示を統一した形式にするため、国が取り組む必要があると考えるが、どうか」と質したのに答えた。
政府は「地域住民はもとより、その地域を訪れる人に対して津波から円滑に避難するために重要な海抜の情報を分かりやすく伝えるものとして、海抜表示は設置主体にかかわらず有効な手段であると認識している」としたうえで「全国的に統一する必要性等について検討していきたい」とした。(編集担当:森高龍二)