マツダとフィアットがアルファ ロメオ向けの開発・生産で協議を開始

2012年05月24日 11:00

 マツダとフィアットが、次期「マツダ ロードスター」のFRアーキテクチャをベースに、マツダおよびフィアット傘下のアルファ ロメオ向けのオープン2シータースポーツカーの開発・生産に向けた協議を開始することで合意したと発表。また、両社の車種をマツダの本社工場で生産することを想定しており、アルファ ロメオ向けの車両については2015 年に生産を開始することで検討を進める。

 マツダとフィアットは、今後、マツダブランドとアルファ ロメオブランドで明確に差別化し、ブランドごとに象徴的なスタイルを持つFRライトウェイトオープン2シータースポーツカーの開発を進める。また両社の車種には、それぞれのブランドごとに独自のエンジンを搭載する予定だ。

 2012年3月期、メキシコ・オーストラリア・タイ・インドネシア・マレーシア・チリで過去最高の販売台数又はシェアを獲得したマツダ。しかし全世界での販売台数は前期比2.0%減の124万7000台、売上高も2926億円減少の2兆331億円(前期比12.6%減)となるなど、厳しい状況が続いている。そうした中、オープン2 シータースポーツカーの先駆者とも言うべきアルファ ロメオとの協業は、どれだけの成果を出すことが出来るのであろうか。今度の動向に注目が集まるところであろう。