電力の小売自由化の認知率は約85% 5割以上が電力会社変更を検討

2016年03月28日 08:38

画・電力自由化て_割高に!?契約前に確認したいこと

ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス「myアンケートASP」を利用し、「モラタメ.net」会員のうち20歳以上69歳以下の男女を対象に『電力の小売自由化』に関するWEBアンケートを実施した

 ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス「myアンケートASP」を利用し、「モラタメ.net」会員のうち20歳以上69歳以下の男女を対象に『電力の小売自由化』に関するWEBアンケートを実施した。調査期間は2016年3月8日~3月9日。有効回答は1,199人から得た。

 まず、2016年4月から始まる「電力の小売自由化」について知っているか聞いたところ、「具体的な内容を知っている」が20.8%、「電力の小売が自由化されることは知っていた」が65.3%となり、それらを合わせると、認知率は約85%となった。男女別で比較すると、男性の方が具体的な内容まで把握している傾向がみられたという。

 また、「電力の小売自由化」についてどのように思うか聞いたところ、最も多かったのは「電気代が安くなることを期待している(77.2%)」で、2位と42.4ポイントの大差がついた。2位以下は「消費者が電力会社を自由に選択できて良い(34.8%)」、「いろんな会社のプラン・サービスが提供されるようになることを期待している(33.3%)」と続いた。
 
 「電力の小売自由化」開始後、電力会社を変えるか聞いたところ、「開始以降評判を聞いたり、情報を整理してから電力会社を変えるか検討したい(54.9%)」が最も多く、半数以上を占める結果となった。次いで「現在電力会社を変えることを検討している(14.3%)」、同率で「電力会社を変えるつもりはない(14.3%)」となった。

 変更を検討している理由として、「現状より安くなる、安くなりそう」という声が上がり、変更しない理由としては、「現在のプランに戻れない」「現状が一番安そうだったから」のように、シミュレーションをした結果をふまえた回答も見受けられたとしている。

 また、電力会社を「変えると決めた」「変えることを検討している」「変えるか検討したい」と回答した人に、選ぶ際の重視点を聞いたところ、「お得な料金プランがあること(87.2%)」が圧倒的に多い結果となった。

 そして、「電力の小売自由化」で感じていることを聞いたところ、自由競争による価格・サービスの向上と、電力会社を選べることで発電方式など環境に配慮した会社・プランを選択できるようになることを評価する声があったとしている。(編集担当:慶尾六郎)