中谷元防衛大臣は5日の記者会見で、記者団から普天間基地移設計画を巡る和解から1か月が経ったが、沖縄県との協議の進捗はと聞かれ「できる限り負担軽減について取り組んできており、実際に努力した内容について一つ一つ説明をし、御理解を頂くように努力をしている」とした。
また「一日も早く普天間基地の危険性を除去するため、辺野古移設に関する政府の考え方や基地負担を軽減させるという取り組みについて理解を得られるよう、引き続き、粘り強く取り組んでいきたい」と語った。
また、辺野古の工事に伴い臨時制限区域が海域に設けられていることについて、制限区域は工事中断中も設定するのか、記者団の問いには、中谷防衛大臣は「和解の内容に基づいて実施をしている」とした。
そのうええ「防衛省としては埋め立て工事を中止するということであり、現在、ボーリング調査、キャンプ・シュワブの陸上部における工事などの現場作業も止めている。この内容については和解の当事者の沖縄県側の認識と異なることがないように、今後、確認し、適切に対応していく」と答えた。(編集担当:森高龍二)