外務省は1日、訪米中の安倍晋三総理とオバマ大統領との日米首脳会談の概要を発表した。普天間を巡る問題で「安倍総理から辺野古が唯一の解決策とする立場は不変であり『急がば回れ』の考えの下、(辺野古埋立て承認に関する訴訟について)和解を決断したものである旨説明がされ、辺野古移設を一日も早く完了することにより、普天間返還を実現したい旨述べた」としている。また「沖縄の負担軽減について、引き続き共に取り組んでいきたい旨述べた」としている。
これに対し「オバマ大統領からは普天間飛行場の辺野古移設に関する訴訟の和解について、安倍総理の戦略的な判断として理解している。引き続き緊密に協力して取り組んでいきたい旨述べた」とした。
TPPについては「オバマ大統領からTPPは最優先の議会案件として取り組んでいる旨の発言があった」とし「TPP協定の早期発効を実現すべく、共に努力を続けていくことで一致した」と発表した。
また5月の伊勢志摩サミットに関しては「両者がG7伊勢志摩サミットへ向けて経済成長の可能性を探ることが重要との認識で一致した」としている。(編集担当:森高龍二)