10日からG7外相会合 テロ、軍縮など議題

2016年04月08日 08:05

 G7広島外相会合が10日、11日に広島県で開かれる。会合ではテロ、難民問題、軍縮・核不拡散、海洋安全保障などがテーマになるほか、北朝鮮、中近東、ウクライナ問題などについても俎上にあがるもよう。

 外務省によると会合にはジョン・ケリー米国務長官、パオロ・ジェンティローニ・イタリア外務・国際協力大臣、フィリップ・ハモンド英国外務英連邦大臣、ステファン・ディオン・カナダ外務大臣、フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー・ドイツ連邦外務大臣、ジャン=マルク・エロー・フランス外務・国際開発大臣、フェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員が参加する予定としている。

 会合に合わせて、広島平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑、宮島厳島神社を訪ねることになっている。広島で開催されることや平和記念資料館を各国の外相が訪ねることについて、岸田文雄外務大臣は先の記者会見で「世界の指導者に被爆地を訪問してもらい、被曝の実相に触れてもらうということは核兵器のない世界を目指そうという国際的な気運を盛り上げるうえで大変重要なことであると考えている」と意義を語り、期待した。

 外務省は7日、会合開催会場のグランドプリンスホテル広島や平和記念公園、厳島神社とこれら周辺について、ドローンなど小型無人機など飛行禁止区域にすると発表した。禁止期間はグランドプリンスホテル広島と周辺については今月9日から11日まで。厳島神社と周辺、平和記念公園と周辺については10日から11日までとしている。(編集担当:森高龍二)