予算前倒しへ5日の閣議で具体的指示 総理

2016年04月04日 21:43

 自民党の谷垣禎一幹事長は4日の政府与党連絡会議後の記者会見で「会議で安倍晋三総理からは本年度予算等の成立について与党に御礼申し上げたい。可能なものから前倒しできるよう、5日の閣議で具体的な指示をしたいということだった」と紹介した。

 また、会議で「安倍総理はTPP審議は明日から入っていくがよろしくお願いしたい。それから、来週、広島でG7外相会合が行われる。伊勢志摩サミットは世界経済が最大テーマであって、世界に対して明確なメッセージを出していきたい」との考えを示したとした。

 このほか、待機児童について「提言をいただいたが、保育の受け皿など実効性ある対策をしっかり実行していきたい。また5月にニッポン一億総活躍プランをまとめていく。新年度にあたり政府・与党緊張感を持ってやっていきたいということだった」と語った。

 また、自らは「選挙制度改革については7日に大島理森衆院議長の下で最終的な判断がされるということで、成案を得るべく努力していきたいと申し上げた」と述べた。(編集担当:森高龍二)