安倍晋三総理は4日の経済財政諮問会議で「訪米を通じて各国首脳の日本へのリーダーシップへの強い期待を感じた」とあいさつし「伊勢志摩サミットで世界に対し、明確なメッセージを発信していきたい」と強い意欲を示した。
安倍総理は「訪米を通じて世界経済の不透明感の高まりに対し、G7こそが持続的かつ力強い成長を牽引しなければならないと再認識した」とし「各国首脳などから日本のリーダーシップへの強い期待感も感じた」と述べた。
そのうえで「G7に強いコミットメントと政策協調が求められている」とし「我が国が600兆円経済に向けた確固たる道筋を示していくことは極めて重要だ」と語った。
安倍総理は「骨太の方針に大胆かつ説得力のある施策を盛り込むため、石原伸晃経済財政政策担当大臣には重点的に取り組むべき施策を絞り込み、GDP600兆円にどのように寄与するのかを具体的に示していただきたい」と指示した。また「実効性のある歳出改革も(骨太の方針に)盛り込んでいく」とした。安倍総理は「予算の質が抜本的に向上し、無駄が徹底排除されるよう関係大臣において早急に具体的検討を行い、骨太の方針に盛り込んでいただきたい」と要請した。(編集担当:森高龍二)