岸田文雄外務大臣と米国・ケリー国務長官による日米外相会談が11日、約40分にわたり行われ、日米安保について岸田外相が「安保法制・日米新ガイドラインなどをあわせ、日米同盟の抑止力をさらに強化したい」と語った。
また岸田外務大臣は普天間基地代替施設の名護市辺野古への建設工事をめぐり、辺野古の埋め立て承認に関する訴訟について「辺野古が唯一の解決策とする立場は不変」としたうえで「急がば回れの考えの下、沖縄県との和解を決断したものである」旨伝えた。
岸田外務大臣は「辺野古移設を一日も早く完了することにより、普天間の返還を実現したい」とし、同時に「沖縄の負担軽減について引き続き共に取り組んでいきたい」と同じ方向を目指していることを伝えた。
ケリー長官は「和解に関する日本政府の考えを十分に理解する」としたうえで「引き続き沖縄の負担軽減に協力していきたい」旨答えた。(編集担当:森高龍二)