民進党へ合流を党首会談で打診は事実無根と社民

2016年05月13日 07:38

 社民党は12日、「参議院選挙前に解党し民進党へ合流することを党首会談で打診する」とマスコミで報じられたことに「本日の常任幹事会では、そのような提案や決定は行っておらず、今回の報道は事実無根」と党としてのコメントを発表した。

 報じられた内容では「常任幹事会で吉田党首が民進党への合流を提案」とし、「党内理解を取り付け、党首会談を開いて合流を申し入れる段取りを描いている」としている。こうした提案は常任幹事会でなかったとしている。

 社民党は常任幹事会で「憲法学者の小林節名誉教授が立ち上げた『国民怒りの声』をはじめとする様々な情勢について意見交換を行った」としたうえで「参議院選挙の戦い方について議論し意思統一するため、5月末に機関会議を開くことを決定した」と説明。

 常任幹事会では「統一名簿方式や野党結集を含め、様々な意見が出るであろうとの意見もあったが、機関会議において、安倍政権の暴走を止めるため、戦略的な戦い方を決定し、全党が一丸となって戦う態勢を確立する」としている。いずれにしても、今月末の機関会議が重要な場になりそうだ。(編集担当:森高龍二)