「小型」、「低消費電力」、「軽量」、全てを兼ね備えるモバイル機器の進化の秘密

2016年06月04日 19:26

画・タフ_レット端末8割か_満足、過半数か_毎日利用も買い替えには消極的

モバイル機器共通でユーザーが求めるものは、「快適な操作性」と「バッテリの駆動時間」、そして「小型・軽量」であることだ。

 携帯電話やスマートフォンに加え、タブレット端末や電子書籍、さらにウェアラブル端末など、いつの間にか、私たちの生活の周囲にはモバイル機器が溢れかえっている。

 そんなモバイル機器共通でユーザーが求めるものは、「快適な操作性」と「バッテリの駆動時間」、そして「小型・軽量」であることだ。多機能であることやデザイン性などは、その後の話。そのため、開発メーカーとしては、「小型・高精度」でありながら「低消費電力」という矛盾をクリアしなければいけない課題を常に抱えている。

 そんな中、電子部品大手のローム<6963>がNXP「i.MX 7Solo/Dual」プロセッサに最適なパワーマネジメントIC「BD71815GW」を開発し、大いに注目されている。

 「i.MX 7Solo/Dual」とは、電子書籍やウェアラブル端末のほか、産業機器向けハンディターミナルやタブレットPC など、バッテリ駆動で消費電力が重視されるアプリケーションのプラットフォームをターゲットとしたプロセッサだ。

 今回、ロームが開発した同パワーマネジメント ICは、従来品同等の高い電力変換効率(82%以上)を確保した上で、アプリケーションにおける低消費電力化のカギとなるスタンバイ時の消費電流をさらに 16%削減することに成功したという。また、外付けコイルの小型化、搭載機能の最適により、実装面積をシステム全体で50%削減することにも成功し、アプリケーションの小型化にも期待されている。

 爆発的な普及をみせるタブレット端末とは裏腹に、今一つ伸び悩んでいる感があるのが、身に着けるコンピュータ、ウェアラブル端末だ。身に着けるものだけに、より小型化、軽量化が求められるうえ、常に駆動できる状態が求められる。電池の切れたウェアラブル端末ほど不要なものはない。しかし、今回のロームが開発した同パワーマネジメントICの採用が進めば、再び注目される有望な市場になるのではないだろうか。今後期待したいところだ。(編集担当:藤原伊織)