憲法議論は安保法制の憲法適合性議論が最初だ

2016年07月20日 20:27

 民主党の枝野幸男幹事長は19日の記者会見で、憲法改正について「議論は積極的にやっていきたいと思う」としたうえで「まず、違憲の疑いが強く指摘されている安保法制の憲法適合性についての議論をすることが最初だ」と指摘した。

 また、枝野幹事長は安倍晋三総理などとは「立憲主義への理解も違っているのだから、立憲主義について、共通の基盤に立てるのか、これを積極的に議論しなければならない」とも提起した。

 枝野幹事長は安保法制と立憲主義の入り口の問題から議論を「積極的にやっていきたい」とした。

 枝野幹事長は民進党として、秋の臨時国会での憲法審査会に対しては「この立場で憲法審査会の幹事会に臨む」とした。

 また、参院選挙での野党共闘を振り返って受け止めを聞かれ「自民党に対抗する受け皿が有権者の皆さんにわかりやすくなった側面があったのは間違いない。ミクロにあったいろいろな問題とトータルでメリット、デメリットを考えるとなかなか定量的に判断できる話ではない」と語った。(編集担当:森高龍二)