菅義偉官房長官は25日の記者会見で、東京都知事選挙候補者に対し「スローガンでなく、具体的な政策が重要だ。色んな機会を通して政策を示していく事が大事だ」と政策論争を期待した。
菅官房長官は「東京は日本の首都であり、2020年にはオリンピック・パラリンピックが開催される。1360万人の都民のリーダーを選ぶ選挙」とし「13兆円の東京都の予算、16万人の都の職員を動かして都民のためにリーダーシップを発揮する候補者を選ぶわけであり、各候補者は色んな機会を通じて(具体的な政策について)説明していく事が大事だろう」と語った。
またIOCがロシアの選手のリオ五輪出場に一定条件の下で出場できる決定をしたことに対する見解を記者団に聞かれ「IOCが慎重に検討したうえで決定したもので、政府としてコメントすべきではない」と見解は避けた。
そのうえで、菅官房長官はドーピングについて「スポーツのフェアプレイ精神や高潔性を汚すものであり、選手をも蝕むものなので、オリンピック・パラリンピックに絶対あってはならない」と断じた。
菅官房長官は「アスリートが日ごろの努力、成果を最大限発揮できる大会になること」を期待した。(編集担当:森高龍二)