日経平均、前場883円安 利益確定売り優勢も下値では買い戻し

2026年07月02日 11:38

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日経平均株価は前場終値で前日比883円21銭安の69,591円75銭。一時68,000円台まで下落したものの、押し目買いや買い戻しが入り69,500円台まで持ち直した。

今回のニュースのポイント

2日午前の東京株式市場で日経平均株価は前日比883円21銭安の69,591円75銭で前場の取引を終えました。前日の大幅上昇の反動に加え、米国株安を背景とした利益確定売りが優勢となり、寄り付き後は下げ幅を拡大して一時68,000円台まで下落する場面がみられました。しかし、その後は割安感からの押し目買いや買い戻しも入り、市場の下支えを意識した動きもみられました。前場終盤には69,500円台まで値を戻しており、ドル/円相場が1ドル=162円52銭近辺と円安基調を維持していることも下支えとなっており、後場にかけて下値を固める動きが見られるかが注目されます。

本文
 2日午前の東京株式市場は、前日の大幅上昇に対する反動や海外市場の流れを受けた利益確定売りが先行し、日経平均株価は前日比883円21銭安の69,591円75銭と大きく反落して前場の取引を終えました。

 朝方の取引では、前日の米国株式市場における主要株価指数の下落や、これまでの上昇に対する高値警戒感から投資家心理が慎重に傾き、幅広い売り注文が優勢となりました。寄り付き後も売り圧力は衰えず、日経平均は節目の69,000円を割り込んで一時68,000円台まで急落する場面がみられました。「883円安」という前場確定の数字だけを見れば市場の動揺を連想させますが、前場の値動きの本質は売り一辺倒のパニックではなく、下値を探りながら自律的に需給のバランスを取り戻そうとする調整プロセスにあります。

 実際に、市場が一時68,000円台まで売り込まれた局面では、中長期的な業績期待を背景とした押し目買いや自律反発を狙ったショートカバー(買い戻し)が活発化しました。株価は前場の終盤にかけて下げ幅を急速に縮小し、最終的には69,500円台を回復して取引を終えています。現在の相場では、円安が株価の支援材料となる一方、利益確定売りも強まっており、激しい綱引きが行われていますが、外国為替市場においてドル/円が1ドル=162円52銭近辺という円安基調を維持している事実が、底流にある日本企業の業績下支え期待を繋ぎ止めています。

 今回の調整が、これまでの急ピッチな上昇を受けた一時的な利益確定(日柄・値幅調整)にすぎないのか、それとも相場全体のトレンドそのものの転換点であるのかについて、市場参加者は慎重に見極めようとしています。売りをこなしながらも前場終盤に急接近した69,500円前後を維持し、下値での買い意欲が継続している事実は、相場が下値を探る展開から落ち着きを取り戻す可能性を示唆しています。後場の東京市場では、この69,500円近辺を維持できるか、そして円安環境が引き続き相場の下支えとして機能するかどうかが、一日の方向性を決定づける重要な評価軸となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)