多くの学校が夏休みに入る時期、ヤマハ発動機株式会社<7272>が、電動スクーター「E-Vino」の展示イベントを渋谷ロフトで開催している。
E-Vinoは原付き免許はもちろん、普通四輪免許でも乗れるスクーターだ。電動アシスト自転車とガソリンエンジンのスクーターとのほぼ中間に位置づけられる、近距離用パーソナルコミューター。車両重量も68kgとかなり軽量にできているため、女性やシニアでも扱いやすい電動バイクだ。
航続距離は29kmと決して多くはないが、都市部での通学、買い物には問題ないだろう。排出ガスも発生させないし、当たり前だがガソリンスタンドに寄る手間もない。バッテリーは3時間で充電でき、電気代は1回14円ほど。本体価格は21万9000円だが、「平成28年度クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金」の対象車となっているため、E-Vino購入後に2万6000円交付される。ちなみにガソリン車である、「Vino Deluxe」の本体価格は18万9000円なので、E-Vinoとの差はわずか4000円。ランニングコストを考えたら、E-Vinoの方が安くなる。
今回の渋谷ロフトのイベントでは、実際にE-Vinoで走ることはできないものの、アクセルを回す疑似走行体験コーナーがあり、電動バイクの静かさに注目したい。また、走行を演出する背景や扇風機まで用意されていて、実際にE-Vinoで走っているような記念写真を撮ることもできる。さらにオリジナルグッズのプレゼントもあり、LoftアプリではE-Vinoが当たる抽選も行っている。
電動アシスト自転車は知っていても、電動バイクの存在はまだまだ知らない人が多く、特にバイクに興味がない若い世代はなおさらのことだろう。だからこそ、若者の街“渋谷”の、しかも若い女性に支持を受けているロフトを選んだのだ。このイベントは、渋谷ロフト1階間坂ステージで、8月2日(火)まで開催している。(編集担当:鈴木博之)