雇用情勢は確実に改善に進んでいる 菅官房長官

2016年07月30日 08:02

菅義偉官房長官は29日の記者会見で、同日発表された有効求人倍率が1.37倍と4カ月連続して上昇したこと、完全失業率が3.1%となったこと、15歳から64歳までの就業率が74.5%と過去最高になったことなどをあげ「雇用情勢は確実に改善に進んでいる」との認識を示した。

 一方で、個人消費が低迷していることについて「政府としては雇用・所得の改善によって、力強さに欠ける消費に対して、デフレ脱却と経済再生に全力を尽くしていきたい」と語った。

 菅官房長官は「8月2日に閣議決定する経済対策は総合的、かつ大胆なものにし、デフレから完全に脱却し、しっかり成長していく道筋をつけるものにしたい」とした。

 安倍晋三総理は経済対策について「今度の経済対策はしっかりと内需を下支えし、景気の回復軌道を一層確かなものとするものでなければならない」とし「財政措置の規模で13兆円、事業規模で28兆円を上回る、総合的かつ大胆な経済対策にする」意向を示している。また、これを力強くすすめていくため、8月3日には内閣改造を行うことも明らかにしている。(編集担当:森高龍二)