リニア中央に財投3兆円『話が違う』社民副党首

2016年08月02日 19:10

 社民党の福島みずほ副党首は安倍晋三総理が財政投融資の活用でリニア中央新幹線の東京―大阪間の開業を当初の2045年から最大8年の前倒しをめざすとしていることに「リニア中央新幹線はJR東海が『自前でやる』としていたのに、政府が3兆円の財政投融資を出すことを表明した。話が違う。自前でやるべきだし、やれないのであれば、建設をすべきでない」との考えをツイッターに書き込んだ。

 「リニアも原発と一緒で、民間でやると言いながら政府のお金で、補填ではないか」と提起している。

 一方、9月末からの臨時国会については衆参で政府与党が3分の2を確保する中で「臨時国会は補正予算をめぐる審議になります。ホワイトカラーエクゼンプション、いわゆる残業代ゼロ法案も継続審議中であり、厳しい国会になる」と覚悟して臨むもよう。福島副党首は「国会に戻していただいたので、力を合わせて、がんばるぞ!」と仕切り直しの姿勢をみせている。(編集担当:森高龍二)