TPPの国会承認、関連法案成立に意欲 菅長官

2016年09月20日 18:34

 菅義偉官房長官は20日の記者会見で、TPP協定の早期批准へ「臨時国会においての早期の承認、関連法案の早期成立のために政府として全力を尽くしたい」と26日召集される国会での成立を目指す考えを改めて強調した。

 菅官房長官は「TPPは21世紀の新たなルールをアジア・太平洋地域につくりあげ、自由で公正なひとつの経済圏を構築するもの。世界のGDPの約4割、人口8億人の巨大市場を生み出すものだ」と市場創出の魅力を語った。

 また「自由・民主主義・基本的人権・法の支配といった基本的価値を共有する国と地域が経済の絆を深めて、その輪を広めていくことは、この地域の安定に資するもので、戦略的意義も有する」と語った。

 菅官房長官は「TPPが生み出す効果を1日も早く実現するために、我が国が率先して動くことで、早期発効の機運を高めていきたい」とした。(編集担当:森高龍二)