阿蘇山 36年ぶり「爆発的噴火」警戒レベル3

2016年10月08日 10:03

 気象庁は8日午前1時55分に、阿蘇山に火口周辺警報を発表、噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げた。

 気象庁によると「阿蘇山の中岳第一火口で1時46分に爆発的噴火が発生し、噴火により1キロメートルを超える広い範囲に噴石が飛散した可能性がある」とした。また「火口から概ね2キロメートルの範囲で噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石、火砕流に警戒を」呼びかけた。

また「火口周辺では強風時に小さな噴石が2キロメートルを超えて降る」として「風下側では火山灰だけでなく小さな噴石や火山ガスにも注意を」するよう、呼びかけている。

爆発的噴火は1980年1月26日以来、36年ぶり。「爆発地震の振幅と空振の大きさから噴石は1キロメートルを超える広い範囲に飛散した可能性がある」としている。また「中岳第一火口から北東側で8キロメートル離れた阿蘇市一の宮町で降灰が確認されている」。(編集担当:森高龍二)