国交省は自動車走行時のタイヤ騒音の低減を図るため、国際基準(R117-02)の国内導入が有効として、これに伴って「タイヤ騒音規制」の適用時期を検討する第1回検討会を15日に開く。
検討会は江坂行弘自動車検査独立行政法人企画部長ら官民団体関係者や学者ら12人で構成する。
国交省によると、自動車走行時の騒音については、これまで車両に対する騒音規制を行ってきたが、規制強化をすすめた結果、エンジンなどに起因する騒音が低減され、走行時の騒音に占めるタイヤの寄与率が相対的に高くなってきたとしている。
このため、タイヤによる騒音の低減をめざす。昨年4月、中央環境審議会から四輪車を対象にしたR117-02のタイヤ騒音規制の国内導入が提言されていた。今回の取り組みはこれに対応するもの。(編集担当:森高龍二)